各務原の東海自然歩道コース

東海自然歩道「各務原コース」を歩いて見ました、各務原コースの基点は犬山城の対岸ライン大橋を渡ったところですが、お城から出発しましたライン大橋(平成19年6月に歩道が整備されました)を渡り大安寺川の河口を上流に歩きます。
新しく出来たライン大橋の歩道を渡り右折します
橋を渡りすぐ左折、木曽川に沿って東へ進むとすぐに、大安寺川の河口に出ます、この大安寺川に沿って右折、右岸の堤防道路を北上します
中仙道鵜沼宿の大安寺大橋までは約2.2qです、この川の両岸は桜並木になっており桜の咲く時期には、花見を兼ねて散策は素敵です、特に国道21号線の南にある天然記念物「宿桜」は見事です、名鉄電車、JR高山線の踏みきりを渡り、国道21号線の下をくぐるとすぐ鵜沼西町の大安寺大橋に出ます

大安寺大橋際には一服茶屋「花の木」があり釜飯が食べれます
大安寺大橋を渡った所に鵜沼宿町屋館(旧武藤家)があります
武藤家は江戸時代には旅籠屋を営んでいました、明治16年に本家武藤家より郵便局を引き継ぎ昭和39年まで営業していました、旧中仙道沿いに「格子戸や格子窓などが作り出す外観は鵜沼宿の面影をとどめ、伝統的な街道の面影を伝えている」と評され、平成19年に国の有形登録文化財に登録されました
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各務原市蘇原の安積家にあった門「加納城の裏門と言われていた」が鵜沼宿町屋館前に移築されました。
移築のために調査されましたが、旧大垣城本丸の鉄門とわかりました。
町屋館を右折、大安寺川に沿って100bほど行くと弘法堂があります、標識に沿ってここを左折すると登り坂です

弘法堂


所々に野仏が祭ってあり、花が絶えません
わき道を入っていくと白山j神社があります、
ここから大安寺までは200bで到着です

白山神社
  2014年1月1日 今年3月までに自然歩道を整備のため工事中です
   
 
2014年3月29日 自然歩道を整備完成 
  
  
  
木曽川から2.3`地点大安寺前にある「田宮如雲碑と新池」です、尾張藩臣であった田宮如雲は明治4年各務野の開墾のため大安寺洞に新池を作り各務野に用水路を開く工事をしましたが、完成近く田宮如雲は病死水路は完成しましたが漏水が激しく各務野には水は届かなかった、しかし新池は現在でも残り大安寺川沿いの水田に恵みを与えています
「田宮如雲碑と新池」
鵜沼宿本陣で事が起きたときこの大安寺が避難所とされていました、大安寺は美濃の国守土岐頼益が応永2年(1395)に創建した寺です、境内には土岐頼益と守護代であった斉藤利永の墓があります、また関ヶ原の戦いで西軍につき敗れた戦国の名将大谷形部の墓もあります。



木曽川から2.3`地点の大安寺から各務原パークロードの起点になっており車道と遊歩道も整備されています早朝から多くの人が散策しています、春の桜そして秋の紅葉と散策するには良いところです、ぜひお出かけ下さい。

大安寺から日の出不動までの(東海自然歩道)各務原パークウェー沿いには飲食店が点在しております、スナックから川魚料理屋、猪料理と色々なお店があります。
大安寺大橋から2.4Km地点が進学の神様として有名な車折神社です、この神社の境内には小石に願いをかいて祈願した「願かけ石」がうず高く積まれています。
すぐ北隣には美濃三不動の一つ、日の出不動があります
木曽川から約4`地点日の出不動は多くの人が参拝し、新しいのぼりもたくさん立っています、近くには山中不動,迫間不動があり美濃三不動といわれています、境内には小さなお堂や石仏等があり、霊場的雰囲気があります
東海自然歩道は日の出不動から少し急な登り坂になります、300bほどで県立各務原公園があります、子どもたちが遊びながら交通知識や正しい交通マナーを覚えられるようにつくられた公園です、広大な芝生の広場、木製遊具設置の冒険広場をはじめ交通教室などの設備も整った抜群の環境です。
各務原公園から200b行くとで東海自然歩道各務原コース1の高所「多賀坂」です、ここから自然歩道は下り坂になりますが、各務原アルプスの登山口がありますので、天王山に登ってみました、ここから約45分で見晴らし台に着きました、ここからは北アルプス〜乗鞍〜御岳〜中央アルプス〜恵那山等360°素晴らしい景色を望むことが出来ます


各務野自然遺産の森は、市民の心の源郷です,この森には、貴重な植物や鳥、虫、そして小動物が数多く生息しており、今ある自然環境を保全し、自然素材を多用してこの公園が整備されました。大自然のいのちや森全体の風景が、私たちの心にしみ入ります。美しく健全で、生命力あふれた森林自然公園です。(各務原市ホームページより)
[いこいの輪]広大な芝生広場には、大木がそびえ、澄んだ小川が流れています。自然遺産の森一番のくつろげる場所です。[いこいの輪]広大な芝生広場には、大木がそびえ、澄んだ小川が流れています。自然遺産の森一番のくつろげる場所です。
さらら]境川の源流でもあるこの小川の水は、一年中澄んだ流れを絶やしません。中をのぞくと、かわいい魚や昆虫が姿を見せます
東海自然歩道犬山城を出発して0.5`でライン大橋2.1`で大安寺大橋2.4`で日の出不動1.4`で自然遺産の森そして各務野自然遺産の森をあとに1.2`で寒洞池です、ここまで7.6`の距離です、北山、御坊山に囲まれ灌漑用の池です、山に囲まれているため 特に冬の寒さが厳しいためにつけられた名が寒洞池とのことです。

寒洞池から里山を1`程歩くと東海自然歩道沿いに有る「天狗谷遺跡」に着きます、8世紀から11世紀ごろ、ここで焼き物を作っていた穴窒跡が保存されており見学できます、雨よけの建物のなかに窒跡があり、金網ごしに見えます、穴のなかに半分埋もれた焼き物がみえます、芝生広場や古墳もあります
「天狗谷遺跡」からすぐ(100b)くらいでしょうか、シデコブシの丘があります。総合福祉施設・福祉の里がある丘の南側を流れる太田川沿いにシデコブシ群落が自生、しており約550本のシデコブシがあります、ウォーキングコースやあずま屋、芝生広場が整備されています、春先には白や薄紫の花が咲き楽しめます。「写真は今年の3月30日に撮りました」。
各務原市の北に位置し一山越えると関市です「上池、中池、下池」の3つのため池があることから、三ツ池と呼ばれています。池のほとりにあるベンチで休むことができます、箆鮒釣りの人々が楽しんでいます。
三ツ池をすぎ1`ほどで関・美濃に通じる県道の須衛町の信号にでます、東海自然歩道の各務原コースはこのあたりが終点です、このコースの全長は16.8`のコースです、ここから権現山の麓を通り岐阜市の下芥見に抜けていきます、この信号を南へ1`程のところに岐阜県のITの拠点の一つテクノプラザがあります、現在の地名は須衛町ですが平成20年1月からテクノプラザ1丁目、2丁目と地名が変わりました。ぜひ東海自然歩道各務原コースを歩いてください。