秋色に染まるみちのくの旅

行程
1日目          
10月16日
中部国際空港(8:00発)~仙台空港~松島(島巡りと瑞巌寺、五大堂の散策)~遠苅田こけし工房~蔵王山頂(お釜)~蔵王温泉(泊)大露天風呂                                     
2日目
10月17日
ホテル~巌美渓(伊達政宗も絶賛の渓谷美)~平泉中尊寺(源義経ゆかりの地/金色堂入場)~鶯宿温泉(泊)
3日目
10月18日
ホテル~田沢湖(日本一深い湖/車窓)~阿仁マタギ駅~<秋田内陸縦貫鉄道(秋田の山奥を走る紅葉列車に乗車)>~阿仁合駅~発荷峠(雄大な十和田を眺望/車窓)~十和田湖(乙女の像など見学)~奥入瀬渓流(東北最大の紅葉の名所)~南花巻温泉郷・松倉温泉(泊)
4日目
10月19日
ホテル~仙台空港~中部国際空港(13:30着) 

一日目
中部国際空港に7時集合ということで家を出たのが5時です、いつもはまだ夢の中ですが遊びに行く時はぜんぜん苦になりません。
8時に離陸してすぐ富士山が出迎えてくれました、飛行機から富士山を見たのは初めてで感動ものでした。
仙台空港には9時ちょっと過ぎに着き、まずは日本三景の一つ松島めぐりです、これで日本三景全てクリアーです。



松島のシンボル・五大堂

慈覚大師円仁が円福禅寺(瑞巌寺の前身)を開いた際、「大聖不動明王」を中央に、「東方降三世」、「西方大威徳」、 「南方軍荼利」、「北方金剛夜叉」の五大明王像を安置したことから、五大堂と呼ばれています。
伊達家の菩提寺瑞巌寺は、1604年に伊達政宗が造営に着手5年の歳月をかけ、桃山文化の粋を集めた伽藍が1609年に落成したとのことです。

瑞巌寺をあとにして蔵王に出発です、途中こけしの里に立ち寄りました、工房ではこけし職人が一本一本丹精込めて作成していました、

蔵王ハイラインと蔵王エコーラインで紅葉の景色を眺めながら、山頂にたどり着くと、そこに待っているのがパックリと口を開ける火口湖。空の色をそのまま水面に映す神秘的な色をしています。ガイドさんの話ではなかなかこれだけはっきりと見えることはないんだそうです。

素晴らしい眺めの蔵王の「お釜」を後にして、蔵王温泉に向かいました、見事に色づいた山道をバスにゆられて行くのですが残念ながらこの紅葉を写真におさめられないのです、車のゆれとガラス越しでは残念・・・
ホテルに着きすぐに蔵王温泉街の一番高い所にある「大露天風呂」に出発とのこと、ゆかたに着替えホテルのバスで出かけました、渓流の横にあり、水音を聞きながらの入浴は心地よかったです。
温泉の入り口を入るとすぐ下に男性用の露天風呂が丸見えです、女性の風呂はこの奥でここからは見えません。                                        
                           


二日目
まず巌美渓からの観光です、北上川の支流、奥羽山脈を源とする磐井川の上流部にある景勝地です。紅葉にはちょっと早い感じでした、対岸の団子店と川原の東屋をケーブルで結び、がごに400円入れて版木を叩くとかごを引っ張り上げ、名物の郭公団子(かっこうだんご)3本セット(醤油・あんこ・胡麻)とお茶が2杯つきするすると降りてきます。

中尊寺
中尊寺と言えば、なんといっても金箔の金色堂ですね、まずは金色堂前で記念撮影です、でもここからは金色堂は見えません、なんとコンクリートでできた建物の中に入っていました。早速中に入りました金箔でピカピカの建物は見事ですが残念ながら撮影禁止ですので写真はありません。この覆いの建物は昭和28年に建てられた物で、金色堂は移築されたそうです。金色堂の横には経蔵がありここの「もみじ」は真っ赤に紅葉するそうです。
この中に金色堂が収められています 旧覆堂 金色堂の横にある経蔵
中尊寺本堂 弁慶堂 弁慶の墓

中尊寺を見物後近くの食堂で昼食をとり、今日の宿である鶯宿温泉に向かいました、途中南部鉄器の工場に立ち寄りました。



三日目
ホテルを7時30分出発です、今回の旅の楽しみのひとつである紅葉の山間部を走る秋田内陸縦貫鉄道に乗るため、水深423.4mと日本一の深さを誇る神秘の湖『田沢湖』を車窓から眺め、秋田内陸循環鉄道の阿仁マタギ駅に着きました、可愛い一両編成のディーゼルカーがやってきました、地元の人も利用していますが景色の良いところでは電車を止めて撮影タイムを作ってくれるサービスもありました。
田沢湖 阿仁マタギ駅と駅に入ってきたディゼル電車
カラフルな色の電車 車窓から 阿仁合駅
阿仁合駅で電車を降り、次の目的地十和田湖へ向かいました途中北秋田市の道の駅「たかのす」大太鼓の里で昼食をとり、世界一の大太鼓の館を見学しました直径3.71メートルの大太鼓にはびっくりです。
      太鼓の館

発荷峠からの雄大な十和田湖の景色を眺めながら、湖畔の休屋に到着しました、ゆっくりと乙女の像の見学と湖畔を散策しました、乙女の像は思っていたイメージとはちょっと違い、少し太めの健康そのものといった感じの像でした。


奥入瀬渓
は周囲をブナ、カエデなどの原生林に囲まれ、途中に滝や岩や石が見事な渓流美を作り出しています。太陽の光が原生林でさえぎられ、わずかな光を奥入瀬川に反射している姿はまさに絶景です。
川に沿って遊歩道が続き、その横を国道が走ります。バスを途中で降り15分ほど渓流に沿って歩きました今回は時間がなく散策というほど歩かなかったですが、ぜひもう一度行きたい場所です。

奥入瀬渓谷を散策後今日の宿は南花巻温泉郷の松倉温泉までバスの旅です、今日のバスの走行距離は380kmでした、ホテルに到着は7時00分風呂に入る時間はなくすぐに食事でした。食後一服して大浴場に入りましたが、さすが東北の温泉、掛流しで少し暑めのよい湯でした。


最終日の4日目はホテルを8時30分出発、仙台空港に直行です。帰りの飛行機からも富士山をくっきりと見ることが出来ました。
今回の旅は紅葉と温泉を楽しみたいと出かけました、まだ早い所もありましたがきれいな紅葉も見られ、何よりも良い天気に恵まれたことがより楽しい旅行となりました。
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